日本を代表する高級車ブランドのレクサスは個性豊かなラインナップを揃えています。
日本生まれの車であることから、輸入車とは違った使い勝手の良さや日本の道路事情に合ったモデルが多いのも特徴です。
今回は日本が誇る高級車のレクサスのラインナップについてご紹介していきます。
レクサスのSUVのラインナップは?
レクサスのSUVラインナップは全部で4車種あります。
「SUVは大きい車」といったイメージもあるかもしれませんが、レクサスは日本でも使用しやすい車種を取り揃えているのが特徴です。
それでは、レクサスのSUVのラインナップをみていきましょう。
UX
「UX」は都会派のコンパクトSUVです。
全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mmと取り回しがしやすく、機械式の立体駐車場にも収まるため日常使いがしやすいことからも人気がある車種です。
さらに、日本の道路事情に合わせたサイズ感なので、幅広い世代から注目を集めているモデルといえるでしょう。
UXにはガソリン仕様の「UX200」とハイブリッド仕様の「UX250h」の2種類があります。
車両本体価格も4,003,000円(税込み)からとレクサス車の中では手が届きやすい価格であるのも魅力です。
そのほか、UX300eというレクサス唯一の電気自動車も展開されており、さまざまなニーズに対応した車に仕上げられています。
NX
「NX」はコンパクトSUVに位置付けられますが、優雅なエクステリアと上質なインテリアが高級車らしさが特徴です。
コンパクトクラスのSUVでありながら、室内空間も広く居住性の高さも魅力でしょう。
ハイブリッド仕様のNX300hは2.5L直列4気筒エンジン+ハイブリッドシステム、ガソリン仕様のNX300は2L直列4気筒ターボエンジンであり、燃費性能や走行性能の性格に大きな違いがあります。
ハイブリッドでもガソリンでも、どちらも力強い走りでストレスなく、伸びのある走りを感じられるでしょう。
車両本体価格は4,550,000円(税込み)からですが、グレードによって価格に大きな幅があります。
RX
レクサスのSUVで代表的な存在といえるのが「RX」です。
RXは、高級車SUVというジャンルを切り開いたパイオニア的な存在の車種でもあります。
SUVらしく走破性が高く、ガソリン車には「ダイナミックトルクコントロールAWD」を採用し前後100:0〜50:50までトルク配分を自動で制御します。
高速道路から雪道までさまざまな条件の道で高い走破性を発揮するのが特徴。
ハイブリッド車では、モーター駆動のAWDシステム「E-Four」を採用することで低燃費と走行安定性の両立を実現しています。
室内空間の広さも十分で、2列シート5人乗りのRX300/RX450hと3列シート6~7人乗りのRX450hLが用意されています。
車両本体価格は5,240,000円(税込み)からと高い走行性能を持ち合わせた高級SUVとしてはお手頃な値段設定といえるでしょう。
とはいえ、グレードやオプションによっては1,000万円近くになることも珍しくありません。
LX
「LX」はレクサスが誇るフラッグシップSUVです。
全長5,100mm×全幅1,990mm×全高1,885~1,895mm / ホイールベース=2,850mmと迫力あるサイズ感ながら、意外にも運転しやすいのが特徴です。
車両本体価格は12,500,000円(税込み)からと高級SUVに相応しい価格設定となっていますが、室内の広さと走行性能は十分な高さです。
V型6気筒のツインターボは、車両重量2,600kgを感じさせない走りを実現します。
定員数は4名と優雅に乗車ができる「EXECUTIVE」から5人/7人乗りと用途に応じて車種を選択することも可能です。
レクサスのセダンのラインナップは?
高級車の代表といえばセダンですが、レクサスでは3種類のセダンが展開されています。
IS
「IS」はコンパクトセダン引き締まったボディが特徴の車種となります。
現在では減少傾向にあるFR(後輪駆動)の車で運転の楽しさを味わえ、スポーティな走りが魅力の車です。
コンパクトサイズでありながらも大人4人が快適に過ごすことができる設計となっており、ラゲッジスペースもゴルフバッグ4個を積み込める大きさです。
ISのラインナップは3.5L V6ガソリンエンジン、2.5Lエンジン+ハイブリッドシステム、2Lターボエンジンの3種類の展開となります。
車両本体価格は4,810,000円(税込み)からとレクサス車でも手の届きやすい設定となっています。
FRのスポーティな走りを体感したい方には、おすすめしたい1台です。
ES
レクサスのセダンの中でプレミアムセダンに位置づけられるのが「ES」です。
ESはFF(前輪駆動)となるため全体的に足元に余裕のある室内空間となっており、体の大きい方や長距離ドライブでも快適に過ごすことができます。
エンジンは全車2.5L直列4気筒+ハイブリッドシステムとなっており、22.3km/Lとサイズ感と比較して高燃費なのも魅力の1つです。
装備の面では、「デジタルアウターミラー」が一部グレードのメーカーオプションとして用意されています。
「デジタルアウターミラー」はカメラを使ったサイドミラーで、夜間や雨天時にもクリアな視界を確保できる安全面にも配慮された装備となります。
車両本体価格は、6,020,000円(税込み)からとなります。
LS
レクサスのフラッグシップセダン「LS」は迫力のあるエクステリアが特徴で高級車らしい重厚感のある1台です。
インテリアは和をイメージしたプラチナ箔&西陣のドアトリムや日本古来の美学から発想を得たイルミネーションなどが施されています。
また、安全性能も充実しておりレーダークルーズコントロールやドライバー異常時対応システムなど「Lexus Teammate」の標準装備により安心・安全なドライブを実現。
車両本体価格は10,710,000円(税込み)からと高級車らしい価格設定ですが、性能と居住性の高さからも決して高い価格ではないでしょう。
レクサスのクーペのラインナップは?
レクサスではクーペにも力を入れており、RCとLC、RCの派生となるRCFの3種類のクーペが展開されています。
RC
スポーツタイプのクーペで有名なのが「RC」です。
エンジンはV型6気筒 3.5L エンジンのRC350、直列4気筒 2.5L エンジン+ハイブリッドシステムのRC300h、直列4気筒 2.0L エンジン+インタークーラー付ターボのRC300の3車種があります。
サスペンションに高強度アルミ材のばね下を採用することで重量を低減し、コーナーを気持ちよく曲がれるようになっています。
燃費は3.5LのRC350が10.6km/L、ハイブリッド車のRC300hが17.8L、2LターボのRC300は12.0km/Lとスポーツとしては合格ラインの燃費ということができます。
車両本体価格は5,769,000円(税込み)からと高級スポーツカーとしてはお手頃な価格設定となっています。
RCF
「RCF」はサーキットでも走り切ることができるほどの性能を持つハイスペッククーペです。
「F」は富士スピードウェイから取られており、レース場で鍛え上がられた走りが魅力の車です。
RCFは481ps/7,100rpm、535Nm/4,800rpmという強大なパワーとトルクを備えており、エンジンは自然吸気のV型8気筒 5.0Lが搭載されています。
後輪左右の駆動力は電子制御で最適化するシステムである「TVD(Torque Vectoring Differential)」が搭載され、走りを極限の領域まで引き上げてくれます。
車両本体価格は10,520,000円(税込み)となりますが、超高性能車種としては妥当な価格ということができるでしょう。
大人の遊びの1台として価値ある車であります。
LC
「LC」は一般的なクーペのサイズとは大きさの異なる全長4,770mm×全幅1,920mm×全高1,345〜1,350mmの車となります。
クーペながら4人乗りの車となり、オープンカー仕様も用意されているまさに高級スポーツカーといった1台です。
エンジンは自然吸気の5L V8エンジンが搭載されたLC500と3.5L V6エンジン+ハイブリッドシステムのLC500hがあります。
5L V8エンジンは10段ATが組み合わされ、走りの楽しさとパワーを感じられる車です。
車両本体価格は13,270,000円(税込み)からとなります。
レクサスの過去のラインナップは?
現在は生産が終了してしまったものの、レクサスは過去にも魅力的な車を多く展開しています。
中古車であれば手に入れられる生産終了車もあるため、気になる車があればぜひ探してみてください。
CT
「CT」は2022年10月をもって生産が終了しました。
CTはリアウィンドウが特徴的なスポーティなプレミアムコンパクトカーとして人気を集めました。
子育ての終わった方がコンパクトサイズのレクサスに乗り換える際に購入することもあり、若い世代から年配の方まで幅広く愛されました。
車両本体価格も3,869,000円からと手の届きやすい価格設定も魅力的でした。
HS
「HS」は2018年3月をもって生産が終了したセダン車です。
レクサス初となるハイブリッド専用車として注目を浴びました。
エンジンは、当時のエスティマやアルファードのハイブリッド車と同じ2.4Lエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせとなります。
燃費は20.6km/Lと高い燃費で、力強い加速が特徴の車です。
現在でも中古車市場で見かけることができる車ですので、気になる方はぜひ探してみてください。
GS
「GS」は2020年9月に生産を終了した車となります。
1993年に発売された初代から生産終了まで4代に渡ってフルモデルチェンジを果たした歴史ある車種です。
インテリアは黒を基調とした内装となっており、大人な雰囲気が漂う仕上がりが特徴です。
エンジンはガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様の2種類があります。
ハイブリッド仕様のGS450hは18.2km/Lと大型セダンとしてはハイパフォーマンスな燃費性能となっています。
中古車市場でも未だに人気があり、価値の高い車でもあります。
ISF
「ISF」は2007~2014年に販売されていたスポーツタイプのセダンです。
ISFは海外メーカーに対抗するために開発された車で、当時としては最新の装備が多く搭載されていました。
エンジンはV型8気筒自然吸気エンジンで、アクセルを踏んでからの加速が力強いのが特徴です。
このエンジンはヤマハ発動機と共同開発されたことでも話題を呼びました。
ISFは走行性と希少価値の高さから中古車市場でも人気があります。
本物の走りを体感したい方は、ISFに乗ってドライブに出掛けてみてください。
LFA
「LFA」は2010年12月から2012年12月にかけて限定500台のみ生産、販売された2人乗りのスーパーカーです。
販売価格は3,750万円という国産車過去最高の設定でしたが「最良」「最高」を実現するためにコストを度返しした形で開発、生産をされました。
エンジンは過給機なしの4.8L V10自然呼吸ユニットでエンジンの持つ本来の強さを体感できる車です。
電動化や高燃費化が進む現代では、本物のエンジン車の魅力を味わえる最後の車であったと言っても過言ではないかもしれません。
残念ながら中古車市場でもほとんどお目に掛かることはないですが、日本が世界に誇るスーパーカーとして今後の歴史にも残る1台でしょう。
まとめ
レクサスの車はSUV、セダン、クーペと特徴のある車が揃っていてそれぞれのラインナップも豊富です。
価格もお求めやすいものから高級車らしい設定のものまで幅広くあり、購入方法によって誰にでもレクサスオーナーになれるチャンスはあります。
そして、レクサスは歴史も長く販売が終了した車にも魅力的な車種が多く存在します。
中古車市場でも多く出回っている車種もあるため、お手頃な価格でお気に入りの1台を見つけることも可能でしょう。
現在と過去のレクサスのラインナップを調べて、自分だけのレクサスをぜひ見つけてみてください。